羽村民報 No.584 2001.9.30
羽村市動物公園・江戸街道公園・西多摩衛生組合・フレッシュランド西多摩・5つの学校もある
市街化調整区域は緑地に
瑞穂境の「市街化調整区域の規制をはずし
土地の高度利用をはかりたい」と並木市長
並木市長は、6月議会の所信表明のなかで「市内に残された市街化調整区域について、その規制をはずして基盤整備を行い、土地の高度利用をはかり、新たな財源を確保する道の可能性について研究していきたい」とのべました。
市内で市街化を抑制すべき市街化調整区域は177fです。都市計画緑地となっている多摩川河川敷が86f、横田基地が44fなので、市長が規制を外したいと考えているのは瑞穂境の羽字武蔵野等の47fの地域ということになります。
広大な砂利穴に ゴミが大量投棄された過去
かつて瑞穂境の羽字武蔵野等の地域は武蔵野の面影の残る樹林地でした。しかし、建設用砂利の需要の増大と、多摩川の砂利採取禁止などで、この地域の砂利採掘に拍車がかかり、巨大な砂利穴が多数できたのです。良質な土砂で埋め戻しを義務ずけられていたにもかかわらず多くの危険な砂利穴が放置され、それがゴミ穴となり、ゴミ公害をひきおこしました。
羽村・瑞穂の砂利穴の現地調査が1972年にはじめて行われましたが、砂利穴は37ヶ所、41.4fにおよび、そのうち羽村は20ヶ所、22.9fであったそうです(東京都市廃棄物処分地管理組合史による)。周辺住民は、蠅の大量発生、カラスによる被害、腐敗した廃棄物の悪臭、メタンなど可燃性ガスの発火、土壌や地下水汚染など大変な被害にさらされました。
瑞穂境の市街化調整区域は緑地に
高橋議員は九月議会で、瑞穂境の市街化調整区域は、広大な砂利穴の地域だったことをふまえ、環境に良い緑地に、と質問しました。答弁を中心にお知らせします。
どのような地域にしたいのか、メリットは
並木市長・六月議会でのべた方針に沿って、庁内に「市街化調整区域土地利用検討委員会」を設置し、土地利用について調査・検討を行うよう指示している。市街化区域とした場合のメリットは、土地の基盤整備によって、秩序ある発展を誘導すること、具体的には土地の高度利用による税増収や雇用環境の増進などが想定されるが、詳細は、この委員会の検討結果を待ちたい。
武蔵野の面影を残した 環境に良い緑地に
並木市長・この地域は、動物公園、江戸街道公園、羽村養護学校の松林、個人所有地の雑木林など、比較的緑に恵まれた地域であると認識している。緑地は、市民生活にやすらぎと潤いを与える貴重な空間なので本地域の高度利用を推進するにあたっては、関係権利者の理解等ももらい、緑地も含め、バランスのとれた土地利用に十分配慮してすすめていくべきものと考えている。
この地域をどうするかは 市民的検討を
並木市長・この地域の土地の高度利用の可能性について研究していくが、その際には、関係権利者等の幅広い方々の意見を伺い、参考にしていきたい。
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