国保税の値上げ許さず 減免制度を充実し
 誰もが安心して医療を受けられるように

羽村民報  2001年10月21日 No.587

 平成12年度羽村市国民健康保険事業会計決算の審議が9月定例市議会で行われました。高橋議員の反対討論の要旨などをお知らせします。

不況、税負担増で滞納が増えている
 一人当たりの保険税は不況のため落ちこんでいます。そして、介護保険導入により二号被保険者(40歳〜64歳)は、さらに介護分保険税を徴収されることになり、国保加入者の税負担は重くなってしまいました。 そのため、国保税の滞納者が増えている状況です。
 特に、所得なしの階層では、世帯数の23%が未納有りの世帯です。生活費を切り詰めても、国保税を納められない状況なのではないでしょうか。

6ヵ月の短期保険証が278件も
 国保制度が改悪されました。これからは特別な理由もなく保険税を滞納すると、短期保険証が発行されます。羽村市でもすでに平成13年4月からの六ヵ月の短期保険証が278件も発行され、10月からの短期保険証も247件、送付しているということです。
 短期保険証を交付し、さらに滞納が続くと、保険証ではない資格証明書の交付となります。医者にかかると全額自己負担になったり、国保給付の停止、財産が差し押さえられる場合があるといいます。介護分の滞納もサービスが必要なとき受けられない事態になるかもしれないのです。
 全国では、保険証がないため、具合が悪くても医者にいけず、手遅れで死亡した事例が幾つもあります。お金がないと、医療も介護サービスも受けられない、そんなことになってはいけません。

国保事業は国民皆保険の精神で
リストラや病気・事故で収入減の場合は
国保税の減免を

 国民健康保険事業は、高齢者や低所得者などにも健康保険をと、国民皆保険の精神で創られました。だから国が財政的にも多くの責任をおっていたのです。ところが、国は国庫負担を減らし国民の負担を増やしています。 羽村市は国に対し、減らされた国庫負担を増やすよう働きかけ、国保税を引き下げるべきです。また、羽村市として、仕事がなくて収入がないとか、病気やけがで収入が減って保険料が払えないような場合、減免し加入者が滞納者にならないようすべきです。羽村市の、ここ3年間の減免は、拘禁が理由の場合だけです。急いで役にたつ減免制度に改善すべきです。

国民健康保険加入者等の推移

年度 被保険者数(加入率) 加入世帯数(加入率)
平成8 14,771人(26.5%) 7,487世帯(35.5%)
15,291人(27.9%) 7,824世帯(36.7%)
10 15.877人(28.2%) 8,173世帯(37.4%)
11 16,777人(29.6%) 8,634世帯(38.8%)
12 17,387人(30.7%) 8,925世帯(39.8%)

平成12年度 国民健康保険加入者別加入割合

区分 総数 一般被保険者 退職被保険者 老人保健医療
被保険者数 17,387人 11,774人 2,426人 3,187人
割合 100% 67.7% 14.0% 18.3%

国保税を長い間滞納するとこんなことに・・・・・

 納期限を過ぎると
  督促が行われます。
 それでも納めない
  でいると、短期保険証
  が交付されます。
 さらに滞納すると、
  保険証でなく資格証明書
  が交付されます。
 さらに滞納すると、
  国保の給付が全部、
  または一部差し止めに。
 なお滞納していると、
  保険給付額から滞納分
  が差し引かれ、財産の
  差し押さえの処分を
  受けることも。
介護保険にも制限が
40歳〜64歳の人は国保税の
中に介護保険分が含まれてい
るので、国保税を滞納すると、
いざサービスをうけようという
時に制限を受けます。
1割ですむ自己負担が3割
に・・など。