宮城県 古川市
市民の参画によるまちづくりー意思形成段階も含め全てにおいて情報の公開が原則
古川市は人口七万二千人、一般会計予算は二百十億円で羽村市と似ている自治体です。市民参加の「古川市総合計画」の策定を十三年度から行い、十四年度に計画決定を行いました。平成十二年に新市長が誕生し、財政健全化計画のもとで今までの「総合計画」の見直しを行いました。区画整理事業など大型公共事業を中止し、福祉・教育優先で「日本一子どもを産みやすく、育てやすいまちづくり」を市政運営の基本に掲げました。
市民参画のまちづくりという観点から、「今までのように行政主導で施策を立案、執行していくという手法では市民が抱える問題の解決に充分な対応ができない」とし、「市民と行政が信頼関係を高め、対等の立場で力を合わせてまちづくりを推進していくためには、パートナーシップの基礎である情報の共有化が欠かせません。行政の公平性と透明性を確保し、説明責任を果たしていくためにも、情報の積極的な公開や提供が重要です。」と総合計画に示されています。従って、古川市の場合は「意思形成段階の情報も全て公開」としています。
羽村市の場合は、総合計画の中では、市政への参画や情報の提供と公開を述べてはいますが、「情報の公開は意思形成段階は公開しない」としており、市民参画が保障されないしくみとなっています。
福島市は人口二十九万人、一般会計予算八百十億円と羽村市よりも大きな自治体です。新市長の誕生からまだ一年も経過していませんがすでに新市長の考えにより、大型公共事業の見直しが行われました。その事業は、「区画整理事業」「工業団地の誘致。企業の誘致が進まない。」「庁舎建設」「高速道路のインターチェンジの建設」などで全部で六つの事業となっています。現在は、市民と行政が協働のまちづくりを進めるための「福島市市民協働型まちづくり推進指針の策定づくり」の途中で、すでに五回のワークショップの開催や、市長との懇談会を実施しています。
企画調整課長によると「この指針は前市長の総合計画の流れの中で進められてきており、今後の課題として市民の参画や情報公開をどのようにしていくのかがある。情報公開については、施策の途中の情報も提供することが基本だと思います。これは市長の考えでもあります。区画整理などはやって欲しいと言う意見もありますが、市民と良く相談しながら、こういう方法ではどうでしょうか、ここの道路だけというのはどうでしょうかと言うように時間をかけて、合意が取れるよう努力していく」と言う話がありました。羽村市は反対者が多い羽村駅西口の区画整理事業を無理に進めていますが、その流れは、自治体の新しい流れから逆行するものです。
| 新市長はどんな人? 古川市長は一二年度、福島市長は一三年度から市長 になりました。 古川市長は、元自民党の市議会議員 の方で 「これからは福祉と教育」と選挙で主張し当選。乳幼児医療費の無料化の拡大・三十人学級の実現など取り組んでいます。共産党の議員によると「市長より自分の方が議員歴は長いけど、市長に立候補するまで彼の口から福祉教育優先と言う言葉は一度も聞いたことがない」ということでした。 福島市長は、元自民党の県会議員の方です。日本共産党の立場は、福島市は与党。古川市は、「良いことは良い。悪いことは悪い。」の立場。市長と良く相談をしながら進めているそうです。 |
| 西多摩社会保障推進協議会が羽村市へ要望書を提出し市の責任者と懇談 介護保険の利用料・保険料の減免、お年寄りが診療所にかかりやすく援助をして欲しい、元気なおとしよりへの仕事の確保を、国民健康保険について、障害者への援助を、など積極的にそれぞれの立場から説得力のある要求が出されました。市の担当の皆さんも、誠実に対応してくれました。日本共産党の議員も同席しました。十月二十二日に行いました。 |