羽村民報 No.690 2004.1.11

いつでも司書がいる学校図書館を

学校図書館法 この法律は、学校図書館が、学校教育において欠くことのできない基礎的な設備であることにかんがみ、その健全な発達を図り、もって学校教育を充実することを目的とする。

十二月議会で高橋みえ子議員が一般質問した「学校図書館に司書を」の要旨をお知らせします。

学校図書館に司書教諭の設置を

学校図書館法は五〇年前の、一九五三年に制定され、学校図書館に司書を置くよう義務付けましたが「当分の間、置かないことができる」とされていました。それが、法の改正で、十二学級以上の学校では
二〇〇三年度からは、司書教諭の配置が義務付けられました。
 ところが、「十一学級以下の学校においては当分の間、司書教諭を置かないことができる」とされており、十一学級の松林小学校には司書教諭がいない、とのことから、松林小学校にも、司書教諭を置くよう求めました。
 高橋議員の一般質問通告後、教育委員会の調査で、松林小学校にも司書の免許を持った教諭がいることが分かり、羽村市には全校に司書教諭がいることが明らかになりました。

司書教諭が一日に学校図書館にかかわる時間は?

 「学校図書館法の一部を改正する法律等の施行について」という都道府県教育委員会等への文部省の通知には「司書教諭がその職責を十分に果たせるよう、校内における教職員の協力体制の確立に努めること。」とありますが、羽村市の場合、一日何時間位、司書教諭がその職責を果たす時間が確保されているのか、高橋議員は質問しました。
 教育長は、「司書教諭は、学校経営・教科授業を行なった上で、各教諭の判断により、司書教諭の活動を行なっている。時間は一概に言えないが、小・中学校ともに、短いところでは二〇分から三〇分くらい、長いところでは、授業のある日は一時間から二時間程度である。」と答弁しました。

いつでも司書がいる学校図書館を

 楽しい本がたくさんあって、そこで読んだり、借りたり、調べたり知的な遊びができる。今日も明日も、楽しさや感動が続く。そんな「いつでも人のいる学校図書館」が、各地で実現したり、取り組まれたりしています。羽村市でもいつでも司書教諭がいるような学校図書館にするよう検討し計画を立てるように、と高橋議員は質問。
 教育長は、「教育委員会では『羽村市子ども読書活動推進計画策定委員会』を設置し、この中で、学校図書館について、保護者や地域のボランティア等の協力を得ながら、子どもたちへの読み聞かせ等、積極的に読書活動の推進を図っている羽村東小学校の実践例などを参考にして検討している。」と答弁しました。
 担任等をもった上で、司書の職務を果すのは大変です。高橋議員は再質問で、司書教諭と学校司書が力をあわせ、子どもに「生きる力」を育てている先進的な岡山市の例をあげ、さらに検討を求めました。

図書購入費の増額を、学校図書館の広さや設備は十分か、検討を

 高橋議員は、図書購入の予算の増額を求め、さらに学校図書館の広さや設備は十分か。児童生徒が行きたくなるような、より良い学校図書館にしていくため知恵を集めて検討し計画を立てるよう求めました。
 教育長は、「計画的に図書も購入しているし、面積・設備とも学校図書館法の目的が達成していると考えている」等、答弁しました。

皆さんのご意見をお寄せください

岡山市の学校図書館教育 (岡山市教育委員会のホームページより抜粋)
〈学校司書〉岡山市の学校司書は、利用者(子ども・教職員)の資料要求に対して最適な資料を提 供する、司書資格を持った専門の職員です。読書案内・読書相談等、学校図書館を活用した学習活動・読書活動を資料提供で支えています。岡山市では昭和30年代から市職員としての採用が始まり、平成元年度には市内の市立小・中・高等学校全校に学校司書の配置が完了しました。
〈司書教諭〉学校図書館法の改正で、12学級以上の学校に配置が義務付けられている司書教諭資格を持った教員です。各学校で学校図書館を活用した学習活動や読書指導の中核を担います。