2004年9月19日 No.722

HOYA工場跡地の
テトラクロロエチレンや鉛、ふっ素、ほう素等の汚染問題について

 「工場跡地から環境基準の7700倍の発ガン性物質」などと新聞でも報道された工場跡地の汚染問題について、高橋美枝子議員は9月9日、一般質問を行いました。概要をお知らせします。

高橋みえ子議員の一般質問
1、土壌汚染について…汚染状況とテトラクロロエチレンの人体への影響等を質問。・・・・・
2、汚染土壌の撤去などについて…汚染土壌の処理量や搬出先について質問。
3、羽村市のチェック体制は…「汚染拡散防止計画書」に基づく市のチェック等を質問。

市長の答弁の概要(抜粋)
◎HOYA羽村工場跡地の土壌汚染状況
環境基準を超えた汚染物質(最高値)と倍率
 ふっ素(溶出)    8.4倍
 ほう素(溶出)   24.0倍
 鉛(溶出)      47.0倍
〃(含有)       22.7倍
 砒素 (溶出)     10.0倍
 トリクロロエチレン     40倍
 テトラクロロエチレン  7700倍
 シス−1,2−ジクロロエチレン  27.5倍

◎テトラクロロエチレンの人体への影響
 急性毒性は、目、鼻、のどなど皮膚・粘膜への刺激、麻酔作用が主で、手のしびれ、頭痛、記憶障害、肝機能障害等の障害が、また慢性毒性は、神経系への影響や、肝・腎障害等の報告がある。発ガン性については、動物実験では証明されているが、人に対する発ガン性は疫学的には十分に立証されていないと言われている。

◎汚染土壌の処理量や搬出先等について
 土壌ガス吸引法による処理及び掘削除去によるものが約14,000立方b。掘削除去による土壌の搬出先は秋田県の大館市。除去作業は3bの塀で囲み、散水して飛散を防止する。

◎汚染拡散防止計画書に基づくチェックは
 市は、必要に応じ現場の立ち入り検査等行い管理状況のチェックを行う。市内の周辺井戸の調査結果については広報紙などで公表していく。

健康診断(尿検査)が実施されることに
 9月5日と12日、三矢会館でHOYA(株)の住民説明会が開かれ、たくさんの地域住民が参加しました。高橋議員も参加しましたが、その中で、健康への不安や、安全対策を求める声が多数あり、その声に応え、HOYA(株)は希望する方には健康診断を実施することを決め、13日、案内書と申込書(17日締切り)を近隣住民に配布しました。また、汚染ガスを吸入して無害化する工程においても安全チェックの回数を増やし、汚染土壌を搬出するトラックのシート掛けもより安全な方法にするなど、住民の要望で改善されることになりました。