2005年9月25日 No.769

アスベスト対策を万全に

アスベスト(石綿)の健康被害が大きな問題になっています。

 アスベストが主な原因とされる中皮種による死亡者は、この10年間で6000人をこえています。中皮種は潜伏期間が40年くらいあるので、2040年代までに10万人位の人が亡くなるのではないかと予想されています。多くの建物にアスベストを含む製品が使用され、建物を壊すときあるいは壊れたときにアスベストが飛散して被害が拡大する心配があります。
 こうした事態を招いた原因は、70年代にはアスベスト使用の有害性が国際的にも明らかになっていたにもかかわらず、アスベストの輸入、製品生産、使用の全面禁止が速やかに行われなかったことにあります。
 大量のアスベスト使用を続けてきた企業とともに、アスベストの危険性を認識しながら長期にわたって使用を容認してきた政府の責任は重大です。
 国民の批判がたかまり、日本共産党もくりかえし対策強化を求めるなかで、政府はこの間、アスベスト使用の全国調査の実施など一定の対策を打ち出してきましたが、さらにいっそう踏み込んだ対策が求められます。 9月定例議会で中原議員が行ったアスベスト問題の一般質問と市長答弁の要旨をお知らせします。
羽村市が管理している公共施設のアスベスト使用状況は

市長 昭和62年当時、社会問題になった時、学校の教室、廊下など主要箇所および公共施設の吹きつけアスベスト使用状況調査を実施し、吹きつけアスベストを撤去している。しかし、最近市民の不安・関心が高まっているので、吹きつけアスベスト及び、昭和62年当時は調査対象外であったアスベストを含有している可能性のある吹きつけロックウールや吹きつけひる石なども対象として調査をしたところ、アスベストを含有している疑いのある吹きつけ材を使用している施設が21カ所あることが判明したので、国の動きなどを勘案しながら今後アスベストの含有分析を行い、早急に対策を講じていく。
市内の公共的施設(JR、NTT、国、都、衛生組合等)のアスベスト使用状況はどうか。

市長 施設の管理者に対し、聞き取りや文書により調査をおこなっている。聞き取り調査の結果、JR小作駅、羽村駅と西多摩衛生組合では吹きつけアスベストの使用はないとのことであった。
市内にアスベストを製造あるいは使用している事業所はあるか。

市長 都多摩環境事務所に問い合わせたところ、市内にアスベスト製品を製造していた事業所の届け出はないとのことである。アスベストを使用している事業所については把握していない。
北海道が「アスベスト台帳」を作成すると報じられている。羽村市も検討してはどうか。

市長 民間施設を含めたすべての使用状況を把握することは大変難しいので、不特定多数の市民の皆様が多く利用する公共的施設については、今後、国や東京都から公表される結果や、市が調査した結果を分野別の一覧表にまとめ活用していきたい。
非飛散性アスベストについても調査・対策を
市の公共施設の多くに岩綿吸音板が使われているが、その中にはアスベストが含まれている製品があるといわれている。日常的には問題がないといっても、地震、火事などで壊れた場合飛散する心配がある。使われている製品名を調べ、アスベストがどの程度含まれているか調べる必要があると思うが。

市長 非飛散性アスベストは市の公共施設に成形板として使用されている可能性がある。これらは通常の施設の利用については影響が少ないと考えるが、施設の改修、解体時などに飛散するおそれがあるので、その調査方法を十分検討し、実態調査を行っていく。
震災などの時、市民が避難する学校体育館などは、緊急に調査、対策が必要では。

市長 広域避難場所でもある学校体育館などについても、実態を把握し、適切に対応していく。
宮城県沖地震で仙台市のスポーツ施設のつり天井が落下した。公共施設の多くはつり天井であると聞いているが、羽村市の施設では「斜めの揺れ止め金具」などの補強はされているのか。

市長 今回の宮城県沖地震による事故を受け、公共施設の中で大規模空間を持つ建築物の天井について、国土交通省の指導指針に基づき緊急に調査をしたところ、「指針」の対象となる、一中、二中、富士見小、スイミングセンターの4施設とも「斜めの振れ止め金具等」が設置されており、「指針」どおりの補強が行われていることを確認した。

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