2005年11月20日 No.776
| 健康への関心が高まっています。病気は、早期発見・早期治療が基本です。市で実施している基本健康診査はそのための大きな役割を担っています。 9月議会で高橋議員は、健康のための基本健康診査の充実、環境整備などについて質問しました。 |
| 基本健康診査の実施期間を延長すべきではないか 高橋 羽村市の平成15年度の基本健康診査の受診者は5,501人です。もっとたくさんの市民が受診できるよう意義の周知や実施期間の延長をすべきではないでしょうか。 市長 羽村市の受診率は 52.3%。東京都平均は54.6%。さらに受診率を向上させるよう、周知方法等についてさらに検討を行い、基本健康診査の意義をお知らせしていきたい。現在のところ実施期間を延長する考えはありません。 |
| 若い世代も健診を受けられるよう対象年齢の引き下げを 高橋 若い世代はフリーターやアルバイトなどが多く健診の機会も少なく、病気の発症も多くなっています。健診対象は、段階的にでも引き下げるべきではないでしょうか。 市長 基本健康診査の主眼とする生活習慣病は、多くは40歳以上の方に検査数値の変化が現れるので、現在のところ対象年齢を引き下げることは考えていません。 |
| 要指導・要医療は85%の方。健診後に適切な指導を 高橋 平成15年度の基本健康診査の受診結果は異常なしが15%、要指導と要医療で 85%(要指導42%、要医療43%)です。 要指導・要医療の内容は、血圧では60.9%、総コレステロールでは68.5%、糖尿病は12%等となっています。 診査結果の本人への通知や適切な指導で健康の改善を積極的に図っていくべきではないでしょうか。 市長 健診の状況に応じて、市が実施している各種の健康関連事業につなげていけるフォロー体制を、羽村市医師会との間で構築していきたいと考えています。 |
| 基本健康診査にヘモグロビンエーワンシーの追加を 高橋 日本人の死因の約3割を占めているのが動脈硬化性疾患「心筋梗塞」「脳梗塞」です。動脈硬化の危険性の高い状態を「メタボリックシンドローム」といいます。 なかでもいま、国民病と言われているのが糖尿病で、患者が 740万人、糖尿病になる恐れのある人約880万人 といわれています。 糖尿病の診断には空腹時の血糖値 だけでなく1ヶ月から2ヶ月間の血糖値の状態が分か るヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)の検査が有効です。 労働安全衛生法では、 35歳及び40歳以上の者について、この検査は必須項目です。基本健康診査でも問診の時、医師の判断で検査をできるようにすべきではないでしょうか。 市長 現在、厚生労働省において基本健康診査項目の再調整・重点化の検討が行われています。国や都等の動向を把握し、市医師会とも協議を行いながら検討していきたい。 |
| 基本健康診査に胸部レントゲン検査の追加を 高橋 胸部レントゲン検査については、基本健康診査で希望した場合、実施できるようにすべきではないでしょうか。 市長 胸部レントゲン検査の追加は、開業医の設備の問題等もあるので、集団検診として実施している結核、肺ガン健診を受診していただくことが望ましいと考えています。 |
| 女性の健康診査の導入を 高橋 川崎市では、将来の生活習慣病予防のために、18歳から39歳までの女性のコレステロール・中性脂肪・貧血・尿・血圧・骨密度の健康診査を無料で実施しています。 命を産み育てる女性の健康診査を、羽村市でも導入すべきではないでしょうか。 市長 妊娠・出産後等の相談体制や、女性を対象とした、骨粗鬆症、子宮ガン、乳ガン検診を実施しています。女性への保健事業は機能していると考えている。女性の健康診査の導入は行わず、現在の相談体制等をさらに充実していきたいと考えています。 |
| 公園は禁煙地域にして健康に良い環境に 高橋 たばこの喫煙は動脈硬化を促進し脳卒中や虚血性心疾患や肺ガン・咽頭ガン等の発症リスクを増大させると言われています。周囲の人にも悪い影響を与えます。 健康づくりの場所・公園は、分煙ではなく禁煙にすべきではないでしょうか。 市長 来園者の多い動物公園や水上公園などは屋外に喫煙場所を設け、それ以外は禁煙と表示し、明確に分煙を行っています。その他の公園は禁煙にする考えはありません。 |
| メタボリックシンドロームとは、動脈硬化性疾患を 起こす危険性の高い状態。その診断基準は… @腹部肥満 腹部周囲径 男性85p/女性90p以上 A高脂血症 中性脂肪値 150r/dl以上 B高血圧 収縮期血圧 130oHg以上 または拡張期血圧 85oHg以上 C高血糖 空腹時血糖値 110r/dl以上 @に加えて、A〜Cの2つ以上に当てはまる場合。 |